KNEE REGENERATIVE MEDICINE

ひざの再生医療(培養幹細胞治療、脂肪由来幹細胞療法)とは

当院が提供する、手術をせず根本治療を目指せる革新的なひざの治療「ひざの再生医療(培養幹細胞治療、脂肪由来幹細胞療法)」について詳しく解説いたします。

小林(こばやし)信也(しんや)医師が監修しました

RDクリニック医師

日本再生医療学会認定医/日本整形外科学会認定スポーツ外科医/日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医/日本整形外科学会専門医/日本整形外科学会運動リハビリテーション医/日本リハビリテーション学会認定臨床医
1994年 富山医科薬科大学卒業後、新潟大学機能再建外科入局。以降、関連病院勤務(脊椎センター長等歴任)を経て、2023年よりRDクリニックにて勤務。

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再生医療って何?

再生医療とは、病気や怪我、老化などによって失われた身体の組織や臓器を、細胞レベルで再生する医療行為の総称です。ヒトの身体に元々備わっている回復能力を活用し、様々な部位の修復を目指します。
一言で表すと、悪くなった身体の部分を修復する治療です。

再生医療にもいくつかの種類があり、それぞれ目的や効果が異なります。
血液にある血小板を濃縮したものを用いるPRP療法や、身体の皮膚や脂肪から細胞を取り出して培養する治療法があります。

細胞を用いる再生医療にもいくつかの種類があり、一般的に「肌の再生医療(線維芽細胞補充法)」や「ひざの再生医療(培養幹細胞治療、脂肪由来幹細胞療法)」などと呼ばれています。

このページでは変形性膝関節症に対する「ひざの再生医療」について説明します。

手術しない根本治療、
ひざの再生医療とは

ひざなどの関節の痛み(変形性関節症)を、ご自身の幹細胞(かんさいぼう)で治療します。
あなたの細胞が軟骨の代わりとなり、痛みが和らぎます。

ヒアルロン酸注射や痛み止めなどの“対症療法”とは違い“根本治療”のため、効果が長続きします。

ひざの再生医療と呼ばれる治療にはPRP療法と幹細胞療法の2種類がある

ひざの再生医療と呼ばれるものには、自身の血小板を用いたPRP療法と、自身の幹細胞を用いた培養幹細胞治療、脂肪由来幹細胞療法があり、PRPと幹細胞での治療では効果が表れる仕組みや修復力に違いがあります。

このページでは主に自身の幹細胞を用いた培養幹細胞治療、脂肪由来幹細胞療法について解説します。

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の特徴・メリット

  • 根本治療のため、効果が長続きする
  • 入院の必要がない
  • 手術をしないため身体の負担が少ない
  • 必要であれば、何度でも定期的に治療を行える
  • 培養した幹細胞を長期的に凍結保管でき、将来の治療に使える
  • 副作用・リスクの可能性が極めて低い

ひざの再生医療の最も大きな特徴は、手術をしない根本治療であるということです。

変形性膝関節症に対する今までの治療法は、初期~中期まで行う症状を一時的に遅らせたり、痛みを軽減させる保存療法か、後期(重度)になって行う人工膝関節置換術などの手術療法と、選択肢が限られていました

保存療法は一時的に痛みを軽減させますが、痛みの原因が改善するわけではありませんので、頻繁に注入治療を繰り返したり、長期的に薬を飲み続ける必要があります。

人工膝関節置換術は手術が成功すると痛みがなくなり、後期(重度)の方にとっては大きな効果が得られます。ただし、感染症などのリスクがあることや、手術後もリハビリが必要なことに加え、中には人工関節にしても痛みが取れなかった…という方もいます。様々な理由から、人工関節に抵抗があるという方が多いことも事実です。

従来の治療法について

ひざの再生医療は、保存療法で効果を感じられない方や、手術に抵抗がある方へ、人工関節などの手術を行う前の新たな根本治療として、革新的なひざの痛みへの治療法です。

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の安全性

ひざの再生医療は、自分自身の血液と細胞だけを使う治療のため、副作用のリスクが低い治療法です。

また、再生医療を行うにあたり、RDクリニックは「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」に則り、厚労省へ再生医療等提供計画書を提出しております。

再生医療等提供計画番号
PB3240080(自家脂肪由来幹細胞を用いた変形性関節症治療)

また、この治療は細胞培養加工施設(CPC)と呼ばれる専門の施設がなければ行うことができません。RDクリニックが細胞培養を委託している細胞培養加工施設(CPC)も、平成26年に施行された『再生医療等の安全性の確保等に関する法律』に基づく徹底した運営管理体制の元、細胞の品質管理を行っております。

細胞培養加工施設(CPC)について

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)のリスク・デメリット

ひざの再生医療は、患者様自身の細胞を使った安全性の高い治療法であり、副作用やリスクの可能性は極めて低いといえます。
ただし医療行為のため、リスクやデメリットが全くないわけではありません。

ひざの再生医療が受けられない場合がある

  • 感染症、重度の糖尿病、凝固障害、悪性腫瘍の患者様に対してはひざの再生医療を行うことができません。

その他のリスク・デメリット

  • 注射による反応痛が出る場合がある
  • 治療後数日間、痛みや炎症(熱感、赤み、腫れ)を伴うことがある(副反応)
  • ひざ関節の変形が強い人(後期、重度の方)には効果が出ない、もしくは弱い場合がある
  • 効果を感じるまでに時間がかかる(半年ほどが目安)
  • 公的医療保険の適用外の自由診療である
  • 治療後、関節を動かさないと硬くなることがある

ご不安な方やわからないことがある方は、事前にカウンセリングで何でもご相談いただけます。

RDクリニックでは、無料でカウンセリングを行っております。カウンセリングでのご相談は何度でも承りますので、お気軽にご相談ください。

※治療に進む場合は、料金が発生いたします。

変形性関節症やひざの痛みにお悩みの方、
まずはお気軽にご相談ください。

0120-515-056

10:00~19:00/不定休(診療カレンダーはこちら

「ひざ治療のことで」とお話しください。

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の治療の流れ

  • 事前カウンセリング

    治療の流れや効果について詳しくご説明いたします。その後、MRI画像が撮影できるクリニックのご案内をいたします。

  • MRI画像を確認し、治療プランのご提案と血液検査

    後日MRI画像をお持ちいただき、医師による診断のうえ治療プランをご提案します。治療に進む場合は、血液検査を行います。

  • 脂肪と血液を採取

    腹部や臀部(おしり)、大腿部(太もも)などの目立ちにくい部分に局所麻酔をし、角砂糖ひとつ程の量の脂肪を採取いたします。細胞の培養に必要な血液も採取させていただきます。

    採取した脂肪と血液は、委託先の細胞培養加工施設へ移送されます。完全オーダーメイドにて細胞を増やすため、6週間ほどのお時間をいただきます。

  • 増やした幹細胞を痛みがある関節に投与(細胞移植)

    注射器を使って、直接ひざなどの関節へ投与します。投与した後はしばらくクリニックにてお休みいただきます。その後、体調にお変わりがなければそのままご帰宅いただけます。入院の必要や日常生活への支障はとくにございません。

    ※治療プランにより1回~3回の投与を行います。

  • 定期検診

    治療後は、1ヶ月・3ヶ月・半年後・1年後…と無料にて検診を行います。治療後もしっかりとサポートをさせていただきますので、ご安心ください。

治療の流れについて詳しくはこちら

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の効果について

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)で痛みが改善する仕組み

変形性膝関節症によるひざの痛みは、ひざ軟骨のすり減り・減少によって生じます

ひざの再生医療では増やした自身の“幹細胞”をひざ関節へ投与します。軟骨がすり減った部分に幹細胞がくっつき、組織を修復していきます。幹細胞がすり減った軟骨の代わりとなり、痛みが改善されます。

脂肪由来幹細胞とは

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の効果の表れ方

効果が実感できるまで少し時間がかかります

ひざの再生医療は、治療後すぐに効果が表れるわけではありません。投与した幹細胞がひざ軟骨を修復するまでに時間がかかるためです。

効果が実感できるまでには個人差がありますが、早い方で数週間~1ヶ月遅い方で3ヶ月~半年ほどかかる場合もあります。中には、1週間で痛みが取れてきた…という方もおり、人によって差が大きいことが事実です。

変形性膝関節症の初期であるほど高い効果が期待できます

変形性膝関節症の初期にひざの再生医療を受けることができれば、ほとんどの場合十分な効果を実感することができるといわれています。

論文によると、ひざの再生医療で効果があると判定される割合は初期であれば80%以上、中期で64%、末期では46%といわれており、早めに治療を受けることで効果が実感できる可能性が高まることがわかります。

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の効果の持続期間

ひざの再生医療の歴史はまだそれほど長くないため、効果の持続期間についてはっきりとしたエビデンスが揃っていないということが事実です。

しかし、ひざの痛みを緩和させる治療として、例えばヒアルロン酸注射の場合は効果が続くのが約1週間、ステロイド注射では約3ヶ月ということを考えると、ひざの軟骨そのものを修復できる根本治療であるひざの再生医療は、一度効果が実感できれば、他の対症療法と比べて効果が長続きすることが期待できるといえます。

また治療後、どのように過ごしていくかによっても変わってきます。ひざにかかる負担を少なくし、ひざを大切にする生活を続けることができれば、より長く痛みを感じずに過ごせるでしょう。

ひざの再生医療(脂肪由来幹細胞療法)の
治療を受けた後に
気をつけるべきこと

ひざの再生医療を受けた後、効果を最大限実感できるよう気を付けるべきことについて説明します。

ひざに負担がかかる動作を避ける

治療後になるべく控えるべき動作

  • 激しい運動やスポーツ
  • 正座
  • 階段の上り下り
  • スクワット動作 など

ひざ関節に投与した幹細胞は、その後数週間~数ヶ月の時間をかけて、ゆっくりと痛んだ組織を修復します。ひざに負担がかかる激しい運動スポーツ正座階段の上り下りスクワット動作を行ってしまうと、組織が修復されるよりも前に、さらにひざを痛めてしまう可能性があります。効果が十分に実感できるまでは控えることをおすすめします。

重いものを持ち運びする仕事をしている方など、ひざへの負担を減らしにくい場合は効果が実感できるまで時間がかかったり、効果が実感しにくい傾向があります。そういった方でも、例えば休日には極力安静に過ごしてひざを休めるなど、可能な限りひざへの負担を減らすとよいでしょう。

ひざの再生医療とヒアルロン酸注射は併用できません

ひざの再生医療の治療を行っている場合、原則としてヒアルロン酸注射などのほかの治療法は併用しません。

ひざの再生医療の効果が実感できるまで数週間~数ヶ月かかってしまいますが、一度効果が実感できれば、その後はヒアルロン酸などの治療は行わなくて済むようになります。ただし、治療の効果には個人差があるため、ひざの再生医療の効果が感じられる時期になっても痛みが取れなかったという場合、その後にヒアルロン酸などでの治療を行うことは可能です。

施術詳細

施術名
ひざの再生医療 自家脂肪由来間葉系幹細胞移植術

変形性関節症に対し、軟骨再生効果によって症状を改善する目的で、患者様自身の脂肪から脂肪組織由来間葉系幹細胞を採取・培養し、関節内に注射する治療法です。

副作用・リスク
一般的な医療行為と同程度の副作用(内出血、色素沈着)のほか、注射による反応痛、痛みや炎症(熱感、赤み、腫れ)の可能性
治療回数
1~3回

医師による診断のうえ症状の進行度により、しっかりと組織を修復するために複数回の細胞移植をおすすめいたします。

治療期間
3~6ヶ月
料金
1,336,500円(税込)~3,591,500円(税込)

治療部位(移植量)、回数によって変動いたします。

ひざの再生医療は
こんな方におすすめです

変形性関節症やひざの痛みにお悩みの方へ
人工関節置換術などの手術をせず、自分のひざのまま根本治療を目指す
「ひざの再生医療」をおすすめします。

  • 痛みを気にせず
    長く人生を楽しみたい

    日常も趣味も、
    思い切り楽しめるように
    関節の痛みを治したい方

  • ひざの痛みを
    根本的に治療したい

    痛み止めなどの一時的な
    治療ではなく、根本治療して
    長く快適に過ごしたい方

  • 入院せずに治したい
    手術はなるべく避けたい

    様々な事情により
    入院を避けたい方や、
    手術しない選択肢をご希望の方

  • これまでの治療で
    効果が感じられない

    ヒアルロン酸などの注射や
    痛み止めなどの治療で
    痛みが改善しない方

  • スポーツ競技などへの
    復帰を目指したい

    変形性関節症を根本治療し、
    自分のひざのままで
    もう一度チャレンジしたい方

  • アレルギーの心配など
    薬剤を飲み続けたくない

    痛み止めなどの薬剤を
    飲み続けなくても、痛みから
    解放され快適に過ごしたい方

まずは無料のカウンセリングに
お越しください

当院は2005年より再生医療を専門に行っております。
カウンセリングは何度でも無料で承りますので、まずはお気軽にご相談ください。
再生医療提供の経験豊富な医師とスタッフより詳しくご説明いたします。

※治療に進む場合は、料金が発生いたします。

変形性関節症やひざの痛みにお悩みの方、
まずはお気軽にご相談ください。

0120-515-056

10:00~19:00/不定休(診療カレンダーはこちら

「ひざ治療のことで」とお話しください。

は、
「再生医療」専門のクリニックです。

ひざの再生医療さいせいいりょうとは?

ひざなどの関節の痛み(変形性関節症)を、ご自身の幹細胞(かんさいぼう)で治療します。あなたの細胞が軟骨の代わりとなり、痛みが和らぎます。
ヒアルロン酸注射や痛み止めなどの“対症療法”とは違い“根本治療”のため、効果が長続きします。

詳しくはこちら

RDクリニックの無料カウンセリングでは、ひざの再生医療についてのご質問はもちろん、
ひざなどの関節のお悩みについてのご相談もお受けいたします。お気軽にご相談にいらしてください。

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